内容説明
理論物理で使われる現代幾何学の基本的概念である「多様体」から、「多様体のトポロジー」「リーマン幾何学」「リー群の大域的構造」まで、多彩に話題を展開する。多様体の基本事項は、「抽象的な一般論」よりも「具体的な使われ方」に重きを置いて解説した。第1章では準備として「一般位相」を扱い、物理と数学がそれぞれ何を大事にしているのかの違いについても述べた。イメージをつかむ・理解を助けるための図を多数収録。
目次
第1章 一般位相:直観を論理に乗せる作業
第2章 多様体
第3章 多様体のトポロジー
第4章 リーマン幾何学と一般相対論
第5章 リー群の大域的構造とリー環
第6章 附録:線形代数についての補足
著者等紹介
秦泉寺雅夫[ジンゼンジマサオ]
1968年東京都生まれ。1996年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。北海道大学講師、同准教授を経て、2020年岡山大学大学院環境生命自然科学研究科教授。専門は位相的場の理論、ミラー対称性。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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