内容説明
本書の前半には、掃き出し法と行列式の導入と活用など計算中心の内容を、後半には、線形写像や固有値と固有ベクトル、内積など図形的な色彩を帯びたもの、および線形代数の応用面に触れたものなどを配置した。応用面では、線形常微分方程式への応用、グラフ理論への応用などの行列の標準化や固有値を利用するものと、掃き出し法を利用した線形計画法についての解説を記載してある。
目次
第1節 数ベクトル
第2節 掃き出し法
第3節 行列
第4節 置換の符号と行列式
第5節 行列式の基本的性質
第6節 行列式の展開
第7節 クラメールの公式
第8節 線形写像
第9節 固有値と固有ベクトル
第10節 行列の標準形
第11節 内積
第12節 実対称行列と2次形式
第13節 線形代数の応用
第14節 線形計画法