目次
1 確率変数と確率分布(事象と確率;確率変数と確率分布;確率分布の代表的モデル;2次元確率ベクトルの分布 ほか)
2 統計的推測(統計学における情報量;統計的推測決定;統計的推定;統計的仮説検定)
3 統計解析(直線回帰分析;多重線形回帰分析;分散分析;尤度解析法)
著者等紹介
稲垣宣生[イナガキノブオ]
1942年愛媛県出身。大阪大学理学部数学科卒業、同大学院基礎工学研究科修士課程修了。文部省統計数理研究所研究員、大阪大学講師、同助教授を経て、現在、大阪大学大学院基礎工学研究科教授。工学博士
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感想・レビュー
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オザマチ
17
統計検定1級のための参考書として購入。2級は初学者向けの本でも乗り切れたので、本格的な数理統計学の本はこれが初めて。各種確率分布、確率母関数、各種情報量、重回帰分析の細かい定理証明など、情報量が初学者向けの本と比べて圧倒的に多い。後半消化不良になったので、後日、一行一行追いながら丁寧に読む予定。2019/09/30
オザマチ
13
再読。多変量解析について別の方で概要を把握した上で読んだので、前よりも丁寧に理解を深めながら読んだ。改めて読むと、リーマン=スティルチェス積分が唐突に出てきていたり、最後の章がやたら難しかったり、気になるところもあるが…。2022/06/26
kaida6213
8
良書。統計学の基礎を難しすぎず易しすぎないレベルで解説してくれる。丁寧な解説と例でわかり易い。とくに情報量から推定に渡る説明はわかり易い。あと演習の難易度も程良い。2020/02/08
Chris
2
学部上級程度の本を読もうと思って読みました。幅広い内容について書かれていている割にページ数が少なく、証明などの途中式は大分省略されています。最後の尤度解析の章では測度論的確率論に多少馴染みがないと読むのが大変かもしれない。章末の演習問題には簡単な解答も着いているので理解した内容の確認ができる。全体としてはいい本だと感じました。また折に触れて読み返す予定です。2013/10/16
o_0
1
院試対策のために読んだ.過去問をやりつつわからないところを照らし合わせて読むという読み方だったため,あまりちゃんと読めてない.理論的な内容が多かった気がする.もう一度再読する必要が有る.2014/09/01