内容説明
ロンドンの神保町・セントポール大聖堂脇のパターノスター通りは、ステーショナー(写本屋)、彩飾屋、製本屋、古本屋、羊皮紙屋など書籍関連業者が軒を連ねた本屋街であった。
目次
1 ロンドンの本屋街
2 チョーサーのイギリス
3 着だおれのパリ
4 ルネサンスのイタリア
5 グーテンベルクがやってきた
6 大学町の本屋たち
著者等紹介
箕輪成男[ミノワシゲオ]
東京大学出版会元専務理事。国際連合大学、愛知学院大学を経て、神奈川大学名誉教授。元・日本出版学会会長。初代・国際学術出版協会会長。新聞学博士(上智大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ik
3
活版印刷の普及前後のヨーロッパの印刷業界の様々なことがわかって面白い本だった。しかしデータはたくさん入っているのだが表の出典は明記されていない部分も多く、参考文献表はちょっと見にくい。段落の小見出しのフォントが地の文より小さく本文に埋もれているなど形式的な面での読みにくさが目立つ。地名などの表記のブレとイタリア語の人名の誤表記の多さもちょっと残念。内容が興味深いだけに勿体無い2013/11/24
yanapong
0
12~16世紀ヨーロッパの書籍業からみた、写本や印刷本の読者への関わり。2010/09/09