雑誌の死に方―“生き物”としての雑誌、その生態学

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雑誌の死に方―“生き物”としての雑誌、その生態学

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784785200794
  • NDC分類 051
  • Cコード C0000

内容説明

雑誌とは、なんだろう?なぜ、突如消えてなくなるのか?現代の巨大な、この“生き物”の生態を、死に、焦点をあて解剖する注目の書が、いま出た!!雑誌廃刊号追究の記録。

目次

雑誌は“生き物”である。―“生き物”といわれる理由。長寿雑誌ベスト12。7つに分類される雑誌の生態系。
時代によって寿命はどう変わったか。―明治初期から昭和戦中期までの雑誌寿命を廷ばす出来事、縮める出来事。各時代の寿命表。
別の角度からみた雑誌の死と寿命。―同類個体の相互生存関係。
死なせ方を熟知していた2人の男。―大橋佐平の雑誌経営論と、宮武外骨の雑誌自殺論。
“生き物”だから、いつかは死ぬ。―雑誌の死の要因。「内的要因」と「外的要因」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペミカン

2
20世紀末、明治から平成にかけて 雑誌出版界の生き物たちの始まりと終わりを網羅した、とても面白いものでした。実家が本屋だったので、若い頃に飛ぶように売れていた「平凡」などがもう無いんだとしみじみ。雑誌たちの死因が、事故死、自殺、殺害、老衰 などと分けられているのが面白かった。2023/10/28

やいとや

1
明治以降の雑誌の廃刊号を蒐集分類する、という中々の労作。自身も編集出身である為か、雑誌の終刊廃刊を「死」と位置付け、結構ウェットな筆致が面白い。著者が昭和一桁生まれの故か、時にステロタイプな男女観が顔を出すのも、ポリコレが発達した今の目には逆に新鮮(笑)。雑誌と新聞が未分化だった明治初期を「雌雄同体」として、それぞれの役割が明確になってからを雌と雄への「分離」とするのはいいが、「雑誌は女の役割と同じく男のかたわらで、知識、生活、娯楽の各情報を、主として提供する媒体となる」(p19)とか絶対今無理だよなw。2018/05/10

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