内容説明
カナダ・トロント大学で移植外科の高みを目指す傍ら、「雑草外科医」としてTwitterで人気を博す著者が、医学生・若手医師が「自分だけの王道のキャリア」を実現するためのタクティクス(戦略)を全公開!漫画(藤沢涼生)や豪華執筆陣によるコラムも満載です。
目次
第1章 医学生編(医学部生活を制する!;留学のススメ!;自分で研究、国内外で学会発表!;臨床を先取り!)
第2章 研修医編(初期研修で勝つための心得とは?;攻めの研修とは?;自分だけの武器でポジションを確立する!)
第3章 大学院/留学編(大学院とは?;留学を勝ち取るには?;海外で信頼を得るには?)
番外戦 個性を伸ばせ!
著者等紹介
後藤徹[ゴトウトオル]
京都大学大学院医学研究科肝胆膵・移植外科。Multi‐Organ Transplant Program,Toronto General Hospital,University Health Network。2011年秋田大学医学部卒。京都大学医学部附属病院で初期研修、田附興風会医学研究所北野病院で外科後期研修およびスタッフとして勤務後、17年より京都大学大学院医学研究科肝胆膵・移植外科学大学院生。18年よりトロント総合病院で肝臓移植のリサーチフェローとして大動物移植手術と臨床試験を行う。21年度より同院で腹部移植部門クリニカルフェローとして勤務予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SH
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改めてタイトルをみると「王道」とあり変に納得してしまった。アカデミアに属しながら留学し最終的に臨床に還元する、というのは確かに王道かもしれない。何故本書が売れているか?どんな道を進むにせよ、この「王道」を実践している人のことを知りたいと思う人が多いからではないだろうか。「最低限の医学」と「学問としての面白さを学ぶ医学」などうまい表現だと感じた。全体としては正論が続き「強者の理論」であるような印象を受けたのは私がひねくれているだけ。学部低学年の内に一度は読んでおきたい書籍だった。2021/02/28
とある内科医
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世の中にはいろんな医師がいるものだ。自分は「勝ち」というタイトルを見ただけで引いてしまうが、必ずしも消極的な意味ではない。みんな違って、みんな良い。個性を自覚し、それを伸ばすことだ。 ともあれ、それなりにモチベーションを刺激された。対象となる読者はかなり限定される本だが、学生研修医こそ一度読んでみると良い。2021/02/13