内容説明
本書は、新しい小児眼科の観点から、一般眼科臨床医を対象として書かれたものである。すなわち、現在の小児眼科の最新レベルで一般眼科臨床医がどのように小児の眼科患者を診療したらよいかを記載してある。小児の患者が外来を受診した時に、どのように問診・検査・診断・治療を考えるか、またどのような時に小児眼科専門医に送るのがよいかなどについても述べている。また症例を示して、疾患の検査・診断・治療の実際を具体的に示し、疾患の理解を深めていただくよう配慮している。
目次
小児の眼の発達
小児の眼の検査
屈折異常
斜視
弱視
眼瞼異常
結膜・角膜疾患
涙器異常
ぶどう膜異常
緑内障
水晶体疾患
硝子体・網膜病変
視神経疾患
心因性視力障害
眼窩異常
眼球運動障害
外傷
小眼球、全身疾患、小児にみられる各種症候群の眼症状
学校保健
視覚障害児(低視力児)のリハビリテーション
著者等紹介
小口芳久[オグチヨシヒサ]
慶応義塾大学医学部眼科教授。1966年慶応義塾大学医学部卒業。1967同眼科教室入局。1971ロッテルダム大学眼科研究員。1974慶応義塾大学医学部眼科助手。1977同専任講師。1990現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。