在宅呼吸ケアのデザイン

在宅呼吸ケアのデザイン

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  • サイズ A5判/ページ数 327p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784953523
  • NDC分類 493.3
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 高齢者のCOPDを中心に在宅ケアの考え方、進め方をEBMに基づいて解説。 在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法などハイテク医療の問題点を洗い出し、その解決法を示唆。    《目次》 第1章 高齢者の医療 1.「老い」ということ 2.高齢呼吸器病学とは何か 3.高齢者の医療はどうあるべきか 4.疾患の特徴 5.慢性疾患による障害の発生 6.高齢者の在宅呼吸ケア 7.21世紀における高齢者医療 8.呼吸器障害者の社会的扶助 第2章 在宅医療 1.考え方 2.高齢人口の増加 3.健康・福祉サービス 4.保健・医療・福祉 5.在宅医療の基本的な考え方 6.介護保険を前提とした在宅医療 7.快適な住環境の条件 8.病院医療から在宅医療へ 9.在宅医療の利点 10.在宅介護の対象となる病態 11.ハイテク医療機器を利用した在宅医療 12.ハイテク医療機器における在宅サービスの問題点 13.地域医療に根ざした在宅ケア 第3章 高齢者のリハビリテーションの基本的問題 1.高齢者における疾病と障害の発生 2.高齢者のリハビリテーション 3.包括的リハビリテーション 4.リハビリテーションの阻害因子 5.チーム医療におけるコンセンサス 6.保険診療における高齢者のリハビリテーション 第4章 包括的呼吸リハビリテーション―病院から在宅まで― 1.呼吸リハビリテーションの歴史 2.呼吸リハビリテーションの将来の展望 3.在宅呼吸ケア 4.包括的呼吸リハビリテーションに至るまで 5.包括的呼吸リハビリテーションの考え方 6.基本的な考え方と目的 7.包括的呼吸リハビリテーション・プログラム 8.呼吸リハビリテーションの実施の要件 9.呼吸リハビリテーションの成果 10.禁煙教育の問題点 11.運動療法の意義 12.高齢者に対する包括的呼吸リハビリテーションの患者選択の基準 13.包括的呼吸リハビリテーションのチーム構成 14.包括的呼吸リハビリテーションにおけるコーディネーター 15.包括的呼吸リハビリテーションの実施場所 16.地域医療における包括的呼吸リハビリテーション 17.包括的呼吸リハビリテーションの長期フォローアップの成績 18.包括的呼吸リハビリテーションにおける将来の課題 第5章 高齢者の慢性閉塞性肺疾患 1.COPDの疫学 2.COPDと気管支喘息の重複病態 3.COPDと睡眠障害の合併 4.自然歴 5.COPDの在宅ケアにおける問題点 6.重症度によるCOPDの治療の方針 7.薬物療法の問題点 8.COPDにおける運動療法 第6章 高齢者の在宅酸素療法 1.在宅酸素療法の確立 2.長期酸素療法の効果 3.在宅酸素療法に関する情報 4.在宅呼吸ケアからみた在宅酸素療法 5.在宅酸素療法の臨床成績 6.在宅酸素療法で用いられる器具 7.処方の決定 8.導入の手順 9.導入時の指導 10.フォローアップの体制 11.患者・家族指導のポイント 12.保険診療の基準 13.在宅酸素療法で誤解をおこしやすい点 14.在宅酸素療法にともなう医療事故 15.在宅酸素療法の課題 第7章 高齢者の在宅人工呼吸療法 1.歴史的経過 2.在宅人工呼吸療法の分類 3.在宅人工呼吸療法のゴール 4.在宅人工呼吸療法における問題の解決 5.近年の進歩 6.急性呼吸不全における呼吸不全の生理学的問題 7.COPDの急性増悪における人工呼吸器の装着 8.COPD急性増悪におけるNPPV 9.長期人工呼吸器に関する生理学的問題 10.適応症例の選択 11.在宅人工呼吸療法の実施方法の大別 12.実施機器の種類 13.人工呼吸器に完全に依存している場合の病院から自宅へ移る条件 14.在宅人工呼吸による臨床的効果 15.NIPPVのコンプライアンス 16.NIPPVの使用患者における入院 17.生存率 18.長期NIPPVの導入基準 19.在宅人工呼吸療法とリハビリテーション 20.慢性呼吸不全に対するNPPV―米国学派の総括 21.在宅人工呼吸療法における医療保険 第8章 高齢者の在宅呼吸ケアのまとめと課題 1.慢性呼吸器疾患の長期ケアの問題点 2.高齢者呼吸器病学の構築 3.高齢者のCOPDの急性期,安定期の治療をめぐる問題点 4.ターミナル・ケアの問題 5.医療情報の共有化 6.地域における医療連携 7.医療事故の防止 8.これからの高齢者医療

内容説明

本書は在宅呼吸ケアの実際的なマニュアルというよりも、コンセプトをどのように構築するかに重きを置いたものである。またその深意は、在宅呼吸ケアと介護を中心とする他の在宅医療とのアイデンティティを明確にしたいということにある。

目次

1 高齢者の医療
2 在宅医療
3 高齢者のリハビリテーションの基本的問題
4 包括的呼吸リハビリテーション―病院から在宅まで
5 高齢者の慢性閉塞性肺疾患
6 高齢者の在宅酸素療法
7 高齢者の在宅人工呼吸療法
8 高齢者の在宅呼吸ケアのまとめと課題

著者等紹介

木田厚瑞[キダコウズイ]
東京老人医療センター呼吸器科部長。1945年石川県に生まれる。1970年金沢大学医学部卒業。1975年金沢大学大学院医学研究科修了、医学博士。東京都老人医療センター呼吸器科勤務。1977年カナダ・マニトバ大学留学。1994年現職、日本呼吸器学会員(熊谷賞)を受賞。1997年環境庁長官表彰
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