出版社内容情報
《内容》 ■好評の専門医・認定医試験のためのケース・スタディ問題集.■感染症の基礎知識から,症例(41例),化学療法の基礎知識,消毒まで,改訂にあたり新しい設問に変え,症例の見直しをも行いました.■カラー57,モノ88点の写真と,240点を超える図表で各疾患の最新情報を紹介.起炎菌の同定から薬剤選択までまとめて学べます.■各領域感染症の解説もより充実しました. 《目次》 第1章 感染症の基礎知識 1 感染症であることの推定 2 起炎病原体の推定 3 塗抹鏡検 4 感染症発症のメカニズム 5 感染症領域の法的知識第2章 症 例 1 慢性気管支炎 2 肺炎球菌性肺炎 3 レジオネラ肺炎 4 マイコプラズマ肺炎 5 クラミジア肺炎 6 肺クリプトコックス症 7 肺結核 8 急性単純性腎盂腎炎 9 急性単純性膀胱炎 10 急性尿道炎 11 細菌性食中毒 12 細菌性赤痢 13 ヘルペス性湿疹 14 ネコひっかき病 15 肝膿瘍 16 腹腔内膿瘍 17 感染性心内膜炎 18 カテーテル菌血症およびカンジダ性眼内炎 19 Vibrio vulnificus感染症 20 劇症型A群レンサ球菌感染症 21 腸チフス 22 粟粒結核 23 熱帯熱マラリア・三日熱マラリア 24 熱帯熱マラリア 25 細菌性髄膜炎 26 クリプトコックス髄膜炎 27 単純ヘルペス脳炎,誤嚥性肺炎 28 白血病に発症した緑膿菌敗血症 29 サイトメガロウイルス肺炎・ニューモシスチス・カリニ肺炎 30 百日咳 31 猩紅熱 32 麻疹と肺炎の合併 33 風疹 34 ロタウイルス感染症 35 伝染性単核症 36 後天性免疫不全症候群(AIDS) 37 B型急性肝炎 38 C型急性肝炎 39 慢性副鼻腔炎急性増悪症 40 急性化膿性中耳炎・急性鼻咽頭炎 41 扁桃周囲膿瘍による気道閉塞第3章 化学療法の基礎知識 1 抗菌薬の薬物動態 2 抗菌薬の作用機序 3 抗菌薬の耐性機序 4 薬剤性肺炎 5 急性胆嚢炎・抗菌薬関連性腸炎 6 抗菌薬の副作用第4章 消毒薬 1 消毒薬の種類と特徴
内容説明
本書では、日常の診療の中で比較的多く遭遇する感染症、また頻度としては少ないものの、知識として頭の中に入れておくべき疾患などを取り上げましたが、執筆をお願いしました先生方はいずれも医療の最前線で現在ご活躍中の方ばかりであり、その内容はきわめて示唆に富んだものとなっています。
目次
1 感染症の基礎知識(感染症であることの推定;起炎病原体の推定―67歳男性例;塗抹鏡検―45歳女性例 ほか)
2 症例(黄色痰と発熱で来院した53歳男性;咳嗽、喀痰、発熱、胸部X線陰影異常にて紹介入院した63歳女性;急性呼吸不全で入院した43歳男性 ほか)
3 化学療法の基礎知識(抗菌薬の薬物動態;抗菌薬の作用機序;抗菌薬の耐性機序 ほか)
4 消毒薬(消毒薬の種類とその特徴)
著者等紹介
山口恵三[ヤマグチケイゾウ]
東邦大学医学部微生物学教室教授。1970年長崎大学医学部卒業。1976年同大第二内科学入局。1978年長崎市立病院成人病センター内科医長。1979年長崎大学第二内科学助手。1981年同大検査医学講師。1990年長崎大学、東京大学、東北大学非常勤講師。日本感染症学会理事、日本臨床微生物学会理事長、日本環境感染学会理事、日本化学療法学会理事、日本臨床病理学会評議員、日本熱帯病学会評議員、内科認定医、呼吸器学会認定医、感染症専門医、臨床病理認定医、臨床薬理認定医、ICDでもある
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