内容説明
「わたしは“小児循環器”をほんとうに解っているのか?」こどもたちの生涯に、思いを馳せる、こどもの心臓病を克服したいと願う、すべての医療者に贈る待望の入門書。
目次
1章 外来編(胎児の単心室診断と中絶―胎児期での診断と説明のために;出生直後に見られるチアノーゼ―TAPVとPPHNの鑑別を中心として;生後2週の心雑音のないショック―なぜ出生時に診断できなかったのか?;生後1か月児の心雑音―親に不安を与えない丁寧な説明とは?;生後3か月児の体重増加不良―哺乳不良の原因は何か? ほか)
2章 外科治療編(心室中隔欠損症 閉鎖術―Eisenmenger症候群を防ぐ;心房中隔欠損症 閉鎖術―デバイスか手術か?;BTシャント手術―high flowショックとは何か?;肺動脈絞扼術(PA banding)―準備手術の面白さと難しさ
Glenn手術―なぜ上半身だけつなぐのか?
Fontan手術―単心室循環の光と影
Norwood手術―左心低形成症候群に挑む)
著者等紹介
増谷聡[マスタニサトシ]
埼玉医科大学総合医療センター小児科教授。1994年東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院、太田西ノ内病院を経て、1999年より埼玉医科大学、2020年より現職。専門分野:小児循環器病学全般、心機能、心不全、新生児循環器
平田陽一郎[ヒラタヨウイチロウ]
北里大学医学部小児科学准教授、北里大学病院周産母子成育医療センター小児循環器部門長。2000年東京大学医学部卒。国立成育医療研究センター、埼玉県立小児医療センター、東京大学医学部附属病院などの勤務を経て、2019年より現職。専門分野:小児循環器病学全般、移行期医療、川崎病・血管炎基礎研究、医学教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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