内容説明
「社会保障の強化と財政健全化の同時達成にしか未来はない」とする著者が、小泉政権から第1次安倍、福田、麻生政権を経て民主党政権の鳩山、菅、野田政権、再び自公連立の第2次安倍政権に至るまでの激動の17年間を綴ったコラムを掲載。「現時点からのコメント」を新たに加える。
目次
連載のスタート:小泉改革の渦中で(小泉改革と社会保障;動きだした医療改革 ほか)
1 2005年の介護保険改革を担当して(介護保険・3年目の見直しを控えて;2003年の社会保障 ほか)
2 混迷する社会保障政策(2007年度以降の社会保障の姿をどう描くか;新しい社会福祉法人の経営を求めて ほか)
3 政権交代と社会保障(社会保障にとっての政権交代の意義;現実のものとなった政権交代 ほか)
4 一体改革に参画して(2011年度の社会保障を展望する;社会保障と税の一体的改革 ほか)
5 虎ノ門から見る社会保障(議論を呼んだ「在宅医療の適正化」;住民主体の助け合い活動を目指して ほか)
著者等紹介
中村秀一[ナカムラシュウイチ]
一般社団法人医療介護福祉政策研究フォーラム理事長/国際医療福祉大学大学院副大学院長・医療福祉学研究科教授。東京大学法学部卒後、1973年に厚生省入省(社会局老人福祉課配属)。以後、在スウェーデン日本国大使館、北海道庁、厚生省老人福祉課長、年金課長、保険局企画課長、大臣官房政策課長などを経て、厚生労働省では大臣官房審議官、老健局長、社会・援護局長を歴任。2008年に退官後、社会保険診療報酬支払基金理事長に。2010年10月から2014年2月までは、内閣官房社会保障改革担当室長(2012年10月から13年8月まで社会保障制度改革国民会議事務局長兼任)として、社会保障と税の一体改革の事務局を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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