内容説明
テレビ視聴者が「独眼流政宗」に魅了されるのは、そこに理想の男性像を求めたからに他ならない。戦後の社会風潮の中で、今問い直されている“男らしさ”とは何か。政宗の生きざまに仮託して展開する教育論、人生論。
目次
第1部 理想の人間像(今、なぜ、政宗か―ブームの背景を考える;カイコだけが絹を吐く―理想の人間像;臨教審の前にあるもの)
第2部 コマーシャルを採点する(たけし軍団は忠臣蔵か;若王子さん事件をめぐって)
第3部 忘れ得ぬ人(人間距離の戒め―平岡敏男氏のこと;本田宗一郎氏を育てた男;牧水の絶唱;岩切章太郎氏のこと―自分をデザインした男;石母田正氏のこと―ある青春二重奏)
第4部 戦場の体験(赤紙;野花一輪;戦場の景観)
-
- 和書
- 現代文の読解20選