内容説明
本書は、大学当局が教授に無断で授業を録音し、無断録音を告発した教授を解雇した「明治学院大学事件」の資料集である。「日本の大学界の病弊を象徴する大事件」とも呼ばれ、学問の自由、教育の自由、表現の自由の根幹を揺るがした裁判の記録である。
目次
第1部 「明治学院大学事件」とは何か
第2部 大学による授業盗聴
第3部 大学による教科書検閲
第4部 明治学院大学事件の裁判資料
第5部 専門家の意見書
第6部 哲学者の論説
第7部 メディアの報道
著者等紹介
寄川条路[ヨリカワジョウジ]
1961年生。早稲田大学文学部卒業、ボーフム大学大学院修了、哲学博士。愛知大学教授、明治学院大学教授などを歴任。専門は思想文化論。日本倫理学会和辻賞、日本随筆家協会賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。