内容説明
小・中学校と特殊学級在籍で、脳性麻痺という障害に加えて、低学力というハンディももった。就職もかなわない。偶然知った定時制高校での、教師や友人たちとの出会い、そして東京都新宿区の職員としての小学校用務員生活40年、平坦な道ではなかった。愛知国体・富山国体で卓球で銀メダルをとるもそれには執着がない。障害者差別に加えて職業差別、上司からのパワハラにあえぐ。それをどう乗り切ろうとしたか。人に寄り添う心、ひるまぬ行動力、負けん気が火を吹く。
目次
第1章 就職がダメでも定時制高校があった!
第2章 いろいろな体験、そしてさまざまな人との出会い
第3章 職業訓練学校
第4章 新宿区の職員、小学校用務員として
第5章 教師をめざす
第6章 用務員としてのモチベーション
第7章 私の結婚そして子どもたち
著者等紹介
三木由和[ミキヨシカズ]
1961年千葉県生まれ、生後7か月で風邪をひき脳性小児マヒとなる。1965年肢体不自由児訓練施設育成園入園。1年7か月で退園。1968年富津市大貫小学校特殊学級在籍。1974年同市立大貫中学校特殊学級在籍。1981年千葉県立木更津東高校定時制卒業。1982年東京都立身体障害者訓練校修了。1982年新宿区職員として小学校用務員となる。1986年立正短大二部卒業、教員免許中学校社会取得。1993年佛教大学通信教育で養護学校教諭免許取得、2010年放送大学で学士号取得。2022年新宿区職員定年退職、同校で再任用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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