目次
序章 あらゆる領域で自由を阻害するNG。その不明瞭なもの
第1章 日常生活のNGが示す地域社会の亀裂
第2章 地域生活から閉め出されつつある政治と宗教
第3章 美術に見る、表現とその自由の歪められ方
第4章 マスメディアでいかに自由が蝕まれているか
第5章 各地で封印されつつある歴史の真実
第6章 一元性の圧力が教育を殺す
第7章 NGを生み出す社会背景とは
第8章 公共空間の確立をめぐる困難さ
第9章 公共性再生に必要な対話の手立て
著者等紹介
アライ=ヒロユキ[アライヒロユキ]
1965年生まれ。美術・文化社会批評。美術、社会思想、サブカルチャーなどをフィールドに、内外の雑誌、新聞、ポータルサイト、展覧会図録などに執筆。美術評論家連盟/国際美術評論家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぞだぐぁ
1
戦前の弾圧から東日本大震災の時の娯楽の自粛のようなことまで、為政者によるものから自主規制しなければいけなくされている風潮まで広く書かれている。サブカルに詳しい著者のためアニメの例なども入って範囲も広い。2018/09/10
Kenji Umebara
0
この数年間、何か息苦しさを感じません? 例えば保育園の新設に住民が反対したり、生活保護受給者がパチンコやってると役所に通報したり。権力が市民の思想や表現の自由を圧迫する「検閲」だけではない、市民同士が監視しているような不気味さも視野に入れて、何が人々の日常生活を支配しているのかを問います。2019/11/07