内容説明
卓越したトレンド分析家として第一線で活躍していた著者に突然ふりかかった親友の自殺、離婚…。失意の底にいた彼を救ったのは、大好きな八十三歳のおば、ジジだった。イタリア系移民一世のジジのおいしい手料理を食べながら、キッチンで会話を重ねるうち、彼女の歩んだ人生の中にこそ、明日を生きるための答えがあることに気づく。
目次
土砂降りに備えて貯金しないで
過ちを認めること、それを繰り返さないこと
黄金時代は涙を運んでくる
二人の善人のましなほうに投票したら？
鉄の十字架にかけられた人類愛
お父さんが帰ってくるまで待っていなさい
なくしたものが見つからない
お金を神とあがめれば、人生は悪魔の手にかかる
生きるために働け、働くために生きるな
人の役に立たない人生は早死にと同じ
タバコよりマリファナを吸えって言うの？
同じ嘘を繰り返すと、やがて人は信じるようになる
連中は、あたしたちをばかだと思ってるんだわ
「机の下にもぐって頭を抱える」世代
コロンブスもマフィアの一員だって？
「架空の舞踏場」を信じて
天使が通りすぎるとき
つぎはあなたの番
著者等紹介
セレンテ，ジェラルド［セレンテ，ジェラルド］［Ｃｅｌｅｎｔｅ，Ｇｅｒａｌｄ］
ニューヨーク州生まれ。トレンド・アナリスト。１９８０年、ニューヨーク州ラインベックにトレンド・リサーチ協会を設立し『トレンド・ジャーナル』の発行人となる。テレビ、新聞でも活躍する
小沢瑞穂［オザワミズホ］
東京生まれ。翻訳家
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感想・レビュー
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ルナティック
2
ほんわかしていて、過激で、リアルで、考えさせられて･･･それらが、ジジの部屋で、美味しい食事とともの提供されている。著者にとって、ジジは叔母であるが、自分の懐かしい家族や一族が凝縮された存在なんだろうナァと思えた。社会情勢を愚痴ったり、違和感を感じるのは、どこの国も一緒何だぁとも思えた。著者の悲しみはストレートには語られていないが、友人等の話から、思い描くことができる。図書館で見つけて軽い気持ちで借りたが、なかなか収穫あった。それと、美味しいものは、やっぱりイイよねぇ。甥っ子をもてなすジジが素敵だ2015/10/30
MT
0
表紙から受ける印象以上にパンクな内容。結構なハードコアパンク。【今、あの連中はこの国の若者をコソボに送っているのよ！あたしはその場所さえ知らないっていうのに！】2014/09/14
