内容説明
第1級資料である啄木の日記がこの世の生き延びた隠れた歴史。その謎を読み解くことを通して、知られざる啄木の世界を描く。世代を超えて読み継がれる啄木文学の魅力と今日的課題を探る。
目次
1 啄木日記の位相(日本人と日記;啄木の日記 ほか)
2 日記は如何に生き長らえたか(啄木の死;日記と環境 ほか)
3 空白の日記(日記の条件;空白の日記 ほか)
4 日記公刊過程の検証(日記の黎明;版権委譲問題と石川正雄 ほか)
5 石川正雄論(石川正雄の行方;新聞記者と演劇 ほか)
著者等紹介
長浜功[ナガハマイサオ]
1941年北海道生まれ、北海道大学教育学部卒、同大学院修士・博士課程単位取得退学、東京学芸大学教授、定年退職以降、主に文芸に関する著述に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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