内容説明
自衛隊を「わが軍」という安倍晋三の野望は、日本国憲法を破壊して米国の戦争に参戦する大日本帝国の復活である。そのために、兵器と原発を含めたインフラシステムの輸出を促進し、国内産業の基軸として軍産複合体の形成を推進しようとしている。こうした帝国主義支配を「平和」だという倒錯の背後にある、新自由主義の展開がもたらした金融・財政破綻を解明し、戦争国家に向かう安倍政権を徹底的に批判する。
目次
第1部 新自由主義と多国籍金融資本(新自由主義の導入・展開がもたらすもの;新自由主義と原子力発電大事故;金融・財政危機から国家の危機へ―多国籍金融資本支配のもたらすもの)
第2部 戦争国家に向かう安倍政権(多国籍金融大資本の支配と特徴;金融資本と国家―国家をなくせない新自由主義;日本帝国主義体制の危機;敗戦七〇年―人民の主体性確立へ)
著者等紹介
鎌倉孝夫[カマクラタカオ]
1934年生まれ。埼玉大学・東日本国際大学名誉教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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