内容説明
戦時ナショナリズムから戦後民主化の時期にかけて変質する音楽教育の流れを分析する。自身も歩んだ音楽の道に影を落とす戦争体験。社会の右傾化する思考の広がりに音楽の視点から冷静な判断材料を示す貴重な昭和史研究。
目次
第1部 ナショナリズムの音楽と教育(音楽教育の再編;国民統合の音楽と教育;学校音楽の役割)
第2部 音楽と教育のデモクラシー(音楽民主化の動向;音楽教育の再興)
著者等紹介
河口道朗[カワグチミチロウ]
1936年熊本生まれ、熊本大学教育学部卒業。国立音楽大学専攻科修了。東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。博士(教育学)(筑波大学)。東京学芸大学名誉教授。音楽教育史学会代表。日本女子大学教授、上野学園大学音楽学部特任教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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