内容説明
一九四五(昭和二十)年八月十四日から十五日にかけて、熊谷は米軍の「最後の空襲」を受け、市街地の三分の二が焼失し、二百六十六名が犠牲になった。熊谷空襲から七十五年、体験者や戦跡が少なくなる中、この戦災の記憶を未来に繋ぐことが課題となっている。本書は、新たな視点で熊谷空襲そして戦争を捉えたものである。
目次
第1章 熊谷空襲とその時代
第2章 高校生が聴く熊谷空襲体験者の声(体験者 小林留美子さん(インタビュアー 小川高校社会研究部)
体験者 大久保利次さん(インタビュアー 小川高校社会研究部)
体験者 森田隆夫さん(インタビュアー 伊奈学園総合高校歴史研究会)
体験者 夏苅敏江さん(インタビュアー 熊谷女子高校日本史部)
体験者 高城三郎さん(インタビュアー 熊谷女子高校日本史部))
第3章 座談会「それぞれの戦争、熊谷空襲と文化の復興」金子貞雄・米山実・篠田勝夫さんをお招きして
第4章 空襲体験・戦争動員・敗戦 そして戦後へ
第5章 戦後を生きて(私が生まれた日;二〇二〇年六月夏の記憶;星川に刻まれた理不尽な歴史を伝えていくために)
資料編