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内容説明
「拉致問題」は、独裁政権の国家犯罪を白日にさらした。だがその報道は、「帰国者」や家族に群がる取材陣、煽情的なキャンペーンと在日朝鮮人へのいやがらせ、「日本人」意識の高揚、忘れ去られた植民地支配責任など、おかしなことをたくさん生み出した。「マスコミという権力」のありかたを、ジャーナリスト・研究者集団が総検証する。
目次
1 「拉致報道」が隠すもの(「拉致帰国者」報道の「犯罪」;欧州で考える「拉致」報道;拉致一色報道が隠す“未清算の過去”;帰国報道と個人・家族・国家… ほか)
2 日録・「拉致帰国報道」ドキュメント(日朝首脳会談―明言された「拉致」;反北朝鮮キャンペーンと加熱する取材;五人の「一時帰国」が決定;暴き出される被害者のプライバシー ほか)