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朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784511532
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0030

内容説明

歴史から消されたもうひとつの「慰安所」に光をあてる。北海道から九州に至るまでの現地調査にもとづいた共同研究。

目次

寄稿 植民地遊廓と朝鮮の女性たち―日本の近代公娼制の朝鮮移植と日本への還流(金富子)
第1章 植民地朝鮮の女性たち(植民地支配と朝鮮農村女性;植民地朝鮮の農村女性を接客女性に押しやった貧困と差別)
第2章 朝鮮料理店・産業「慰安所」とは何か(朝鮮料理店・産業「慰安所」Q&A;日本に渡ってきた朝鮮の女性たち―北海道を中心にして;日本のほとんどの地域に朝鮮人の芸娼妓酌婦がいた―在日朝鮮人を詳査した一九四〇年国勢調査をみる ほか)
第3章 北海道から九州までの産業「慰安所」現地調査(朝鮮人女性のいた産業「慰安所」MAP一覧;産業「慰安所」を可能にした北海道の状況について―朝鮮人産業「慰安婦」の姿を追う;三菱鉱業細倉鉱山・朝鮮人経営の産業「慰安所」―望郷と逃亡の狭間 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

singoito2

4
既刊の論文や資料の精読と再構成に、フィールドワークによる写真、古老の聞き取りなどにが加えられている。資料が少ないからやむを得ないのだろうけど、複数の論文が同じ資料に言及、引用している。限られた情報の中で搾取される女性=被害者側を熱心にクローズアップしているが、残念なことに、加害者側の姿が植民地支配、戦時体制、人手不足、家父長制などの観念的描写に留まっていて、その結果、往事と現在をつなぐ線がまったく見えてこない。労作なのにもったいない、という印象だった。★★☆☆☆。2021/12/17

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