目次
生活文化について在日コリアン2世に聴く目的、考える意義
第1部 一人ひとりの生活文化ものがたり(韓希淑さん―親として民族学級に関わって;盧芳子さん―人間として堂々と生きたい;張宏明さん―根を恥じないという「根っこ」)
第2部 生活文化「継承」のライフストーリーからの考察(親子間継承/非継承の語りに現れる「民族」―生活文化となるモノ・コト;1世・2世が食べたものとその語りかた―生活文化の経験と変容1;四国で受け継ぐ済州島S村の祖先祭祀―生活文化の経験と変容2;継承言語のはたらきとアイデンティティ―「継承」が可能になるとき1;母娘関係の振り返りと関係観の変容―「継承」が可能になるとき2;母の故郷、2世の「故郷」:「継承」が可能になるとき3;貧困と階層の語り:「継承」を規定する構造1;ジェンダー化された抑圧と解放:「継承」を規定する構造2;仕事観にみる世代の連なり:「継承」を規定する構造3)
生活文化は「継承」されるか
著者等紹介
橋本みゆき[ハシモトミユキ]
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、立教大学兼任講師。専門は在日韓国・朝鮮人を対象とする社会学的エスニシティ研究
猿橋順子[サルハシジュンコ]
青山学院大学国際政治経済学部教授。専門は社会言語学、異文化間コミュニケーション、言語政策研究
〓正子[コォチョンジャ]
神戸大学非常勤講師。在日コリアンの生活史の研究(主に生活文化を中心に)
柳蓮淑[ユヨンスク]
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、獨協大学兼任講師。在日韓国・朝鮮人、朝鮮族を対象とするジェンダー・エスニシティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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