内容説明
20世紀のもっとも重要な思想家のひとりとみなされる、ユダヤ系ドイツ人思想家ヴァルター・ベンヤミンの生涯と、彼の残したテクストを読む。
目次
第1部 ベンヤミンの思考の軌跡と諸断面(認識の星座;三人の女性;旅する人のまなざし ほか)
第2部 思考の根源とアクチュアリティ(秘教的認識の弁証法―ベンヤミンの根源;「死の死」の彼方としての死―ベンヤミンの思考の一断面;歴史の中の天使―メシアとアンティクリストの弁証法 ほか)
第3部 ベンヤミンの思想的周辺(フランクフルト学派の批判思想;“国民=革命”の深層にあるもの―ハイデガーとナチス;アドルノの思考が生成する場所―細見和之『アドルノの場所』 ほか)
著者等紹介
高橋順一[タカハシジュンイチ]
1950年宮城県生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻思想史。2010年4月から1年間ライプツィヒ大学東アジア研究所客員教授。立教大学文学部ドイツ文学科卒業。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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