内容説明
1929年世界恐慌の直前に刊行された古代ギリシャ・ローマ文明から現代文明にいたる労働観の変遷。
目次
ギリシャ・ローマ文明における労働観
ユダヤ文明における労働観
ゾロアスター教における労働観
イエスの労働観
古代キリスト教の労働観
中世および近世カトリックの労働観
ルターの労働観
カルヴァンの労働観
近代技術および近代経済の影響下での労働観
ルネサンスの労働観
一七〇〇年代の労働観
十九世紀哲学に見る労働観
社会主義諸学説に見る労働観
ボリシェヴィズムにおける労働観
ファシズムにおける労働観
ラスキンおよびトルストイに見る労働観
労働観と近代の生命観
労働信仰の危機
労働の文明における労働者の精神的傾向
労働と文化
労働と美
補遺1―スポーツ
補遺2―遊び
補遺3―貯蓄
補遺4―贅沢
著者等紹介
ティルゲル,アドリアーノ[ティルゲル,アドリアーノ][Tilgher,Adriano]
1887年、イタリアのナポリで生まれ、1941年、ローマで生涯を閉じた。グラムシと同世代で、ファシズムの台頭と支配確立にいたる激動の時代を生きた思想家。クローチェ、ベルクソン、ジェンティーレなどの影響を受けながら、独自の哲学体系を創りあげた
小原耕一[オハラコウイチ]
1964年慶応義塾大学仏文科卒業。国際グラムシ学会調整委員。元『赤旗』プラハ、ローマ特派員
村上桂子[ムラカミケイコ]
1968年国際基督教大学人文科学科卒業、英語翻訳、イタリア語翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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