内容説明
本書では、マルクス、エンゲルス、トロツキーの革命論を中心的主題として討究する。最近年、マルクスの未来社会論の構想をアソシエーション論として再発見する研究が進展し、新境地が開かれつつある。そのアソシエーション論と相即する社会革命論の原型を掘りおこすことが、本書の最たる課題である。
目次
1 マルクス、エンゲルスの革命論再考(一八四八年革命期の永続革命論;後期マルクスの社会革命路線の追求;晩年のエンゲルスの陣地戦革命戦略の探索)
2 トロツキーの革命論と問題構制(トロツキーの永続革命論の再検討;トロツキーのソ連論の意義と限界―『裏切られた革命』を中心に;二〇世紀社会主義の挑戦と破綻)
著者等紹介
大薮龍介[オオヤブリュウスケ]
福岡教育大学教授。1938年福岡県三潴郡生まれ。1961年九州大学法学部卒業。1970年九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学
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