内容説明
性的比喩に依存することなく、沖縄を表象することは、それほどまでに困難なことなのか。沖縄をめぐるジェンダー規範解体の試み。
目次
1 「集団自決」をめぐる証言の領域と行為遂行
2 沖縄と東アジア社会をジェンダーの視点で読む―移動、戦争、「語ることができる/できない」記憶の問いかけ
3 戦後沖縄と強姦罪
4 沈黙へのまなざし―大城立裕「カクテル・パーティー」におけるレイプと法
5 一九九五‐二〇〇四の地層―目取真俊「虹の鳥」論
6 母を身篭もる息子―目取真俊「魂込め」論
著者等紹介
新城郁夫[シンジョウイクオ]
1967年生まれ。琉球大学法文学部准教授。沖縄文学・日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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