内容説明
ポーランド出身のユダヤ人画家アーサー・シイクの義憤。漫画を武器として、その怒りはヒトラーのみならず、ヒロヒト天皇にも向けられた。シイクの作品、カラー44点、モノクロ142点満載。
目次
第1章 ユダヤ民族の絵師に
第2章 米国への長い途と『ハガダ』
第3章 絵筆を武器として
第4章 「政治的ポルノ」か「絵の銃弾」か
第5章 我が母は生きながら焼かれ
第6章 Two down and One to go
第7章 戦いやまず
著者等紹介
袖井林二郎[ソデイリンジロウ]
1932年宮城県美里町(旧不動堂村)で無産党員の次男に生まれる。占領研究者。『マッカーサーの二千日』(中央公論社・74年刊)で毎日出版文化賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。50年宮城県古川高校卒。54年早稲田大学政治学科卒業。56年同大学院政治学修士。国会で日本社会党院外団に加わるも、活躍は少なし。59年よりアメリカで6年間労働留学に従事、妻孝子(現お茶の水女子大学名誉教授)を得た以外に、学問的には収穫少なし。64年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院よりM.A.in Political Science取得。ベトナム戦争介入を正当化するアメリカ政治学に呆れ、65年末帰国。66年より約十年間、著述業。67~2007年、原爆の図丸木美術館役職員として奉仕。76年法政大学法学部教授(アメリカ政治論)。87年El Colegio de Mexico客員教授。99年病を得て退職。同年法政大学名誉教授。2004年法政大学より政治学博士号を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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