内容説明
大正時代(1912‐25)は、第1次世界大戦、ロシア革命、米騒動そして関東大震災と、国内外で次々に歴史的体験をする。抵抗から生まれた演歌、浅草オペラ・映画人、混血の戯作者、労働者作家、ポルノ出版、南蛮学、浪華の社会運動家―。大正アウトローたちが時代を駆ける。
目次
1 添田唖蝉坊―民衆の怨歌師
2 獏与太平―夢を食い続けた男
3 大泉黒石―混血の戯作者
4 武林夢想庵―女と文学のコスモポリタン
5 宮嶋資夫―アナの労働者作家
6 梅原北明―ポルノ出版の王者
7 岡本良知―反俗の南蛮学者
8 逸見直造―浪華のリバータリアン
9 和田栄吉―正進会の暴れん坊
補遺 わが夢はリバータリアン
著者等紹介
玉川信明[タマガワノブアキ]
1930年富山市旅籠町に生まれる。竹内好に師事。2005年急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。