内容説明
「聖火」に象徴される「平和」のベールにつつまれたオリンピックの政治的・社会的問題。長野冬季オリンピックをにらみながら、これをリアルに歴史的に明らかにすることを目指して本書は編集された。
目次
第1部 誰のためのオリンピックか(五輪神話の仕掛人とその背後関係;「動員」の構造―ナチのベルリン・オリンピック ほか)
第2部 長野オリンピックのここが見所(税金はどこに流れたのか;メディアじかけの利権屋の祭典 ほか)
第3部 東京の灯よサヨウナラ―天皇制と東京・札幌オリンピック(リニューアルされた日の丸・天皇―シンボルが東京オリンピックで;大衆動員に使われた聖火―官僚の描いた日本地図の中心 ほか)