内容説明
漁師町が重油に襲われた日。日本海沖で座礁したロシアのタンカー・ナホトカ号。沿岸の漁師町に大量の重油がおしよせた。全国からやってきたボランティアと地元の人々の手によって、海岸はみるみるきれいになっていったが―。事故の原因、行政の対応の遅れ、環境への影響など、広がる事故の波絞。
目次
序章 漁師の町に突然重油がやって来た
第1章 群像、さまざまのボランティアたち
第2章 民宿はキャンセル続き―「風評」という名の被害
第3章 油にまみれた動物たち
第4章 「危機管理」論議の舞台裏
第5章 事故の補償のゆくえは
第6章 ボランティアをブームに終わらせないために
終章 再び三国町から
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