内容説明
略奪、地雷原、人身売買―苛酷な運命に翻弄されながら、精霊と仏教を篤く信じ、明日を見つめる人々。ポル・ポト政権の傷痕いえぬカンボジアの現在を活写する。
目次
旅のはじめに
第1部 村のすがた(ざわめく祭り、民の祈り;焼き払われた村;精霊の棲む村)
第2部 弱肉強食の社会で(売られた少女;労働者たちのうめき;アジアのゴミ捨て場)
第3部 渦巻く歴史の流れのなかで(老人と大河―少数民族チャム;村の歴史;ルビーとポル・ポト兵;新しい村;影と光と)
祭りの日に
著者等紹介
和田博幸[ワダヒロユキ]
1969年神奈川県出身。93年からフリーランスのジャーナリストとして活躍。カンボジア、インドネシア、バングラデシュなど東南アジアやアフリカの社会問題を取材する。フリーのジャーナリスト集団『アジアプレス・インターナショナル』に所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。