内容説明
金泳三政権から金大中政権へ、10年にわたって激震した韓国経済。財閥を解体に追い込んだIMF危機の歴史的構造的要因を平易に分析・解説し、再生への道を探る。
目次
序章 先進国経済化をめざし50年
第1章 安定成長模索と金泳三政権の経済改革
第2章 変身する韓国財閥
第3章 早すぎたOECD加盟と「IMF危機」
第4章 金大中政権の経済改革と財閥解体
第5章 転換期を迎えた日韓経済協力
著者等紹介
姜英之[カンヨンジ]
1947年2月、大阪市生まれの在日韓国人2世。1972年3月、大阪市立大学経済学部卒業後、新聞・雑誌編集のかたわら韓国経済を中心にアジア経済について研究、評論活動を行う。1991年6月、東アジア総合研究所設立、所長に就任(~現在)。1992年3月、「青丘文化賞」受賞。4月、早稲田大学現代政治経済研究所客員研究員。その後、民団新聞論説委員、在日韓国商工会議所諮問委員、在日韓国人文化芸術協会副会長、韓国民主平和統一諮問会議諮問委員(議長・金大中大統領)、在日韓国新聞協会理事を歴任しながら、現在北陸大学・神奈川大学・東京経済大学非常勤講師を務める。著書に『東アジアの再編と韓国経済』(社会評論社)、『アジアの新聞は何をどう伝えているか』(共著、ダイヤモンド社)、『「在日」から「在地球」へ』(共著、UGビジネスクラブ)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。