現代のエスプリ<br> アスペルガー症候群を究める 〈1〉

現代のエスプリ
アスペルガー症候群を究める 〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784354641
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C9447

出版社内容情報

少年凶悪事件との絡みで誤解を生み、また、特別支援教育の対象とされ始めた本症候群は、
軽度発達障害や高機能(知的障害のない)広汎性発達障害(広義の自閉症)として一括りにされる
一方、「個性」の在り方だとする動きの中にある。なぜアスペルガーでなければならないのか、
臨床の現場を軸にさまざまな分野から検討を加える。

【目次】
・座談会/いま、アスペルガー症候群が注目されている背景
(加藤 敏/十一元三/田中康雄/石川 元)

■知る
・ハンス・アスペルガーによる「自閉性精神病質」と「治療教育学」 (神内幾代)
・ローナ・ウィングとアスペルガー症候群 (市橋香代)
・広汎性発達障害におけるアスペルガー症候群(障害) (中根 晃)
・広汎性発達障害の神経学的仮説―内側側頭葉と前頭前野を中心に (十一元三)
・アスペルガー症候群の人々の対人障害の成り立ち―「こころの理論」再考 (神尾陽子)
・アスペルガー症候群と実行機能 (鴫原良仁)

■観る
・アスペルガー症候群(障害)は乳幼児期から判別できるか?
―幼少時期における情報をどう活用するか (白瀧貞昭)
・アスペルガー症候群(障害)を他の広汎性発達障害と区別することの是非(三上克央/松本英夫)
・高機能広汎性発達障害の診断とスクリーニング (栗田 広)
・「WISC-Ⅲ」からみたアスペルガー症候群 (加藤弘美)
・ITPAから観たアスペルガー症候群 (角山富雄)

■繋がる
・アスペルガー症候群―思春期以降の合併症と自殺 (吉川 徹)
・アスペルガー症候群といじめ (横山浩之)
・アスペルガー症候群(障害)と不登校、家庭内暴力 (清田晃生/齋藤万比呂)
・アスペルガー症候群と子ども虐待 (田中 究)
・アスペルガー症候群と気分障害 (井口英子)
・アスペルガー症候群と非言語性LD (榊原洋一)
・アスペルガー障害と統合失調症性人格障害 (岡島美朗/加藤 敏)
・アスペルガー症候群と妄想形成 (小林隆児)
・アスペルガー症候群(障害)と統合失調症 (石井 卓)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

plum

3
1962年日本児童精神医学会でアスペルガーを招へいした。自閉症をカナー型とアスペルガー型とに分けたのが,精神科と小児科の対立みたいな形になっていた(座談会)。高機能=知的に低くない(IQ値70以上)。広汎性発達障害①対人的相互作用における質的障害(社会性障害,対人関係障害など),②意思伝達,コミュニケーションの質的障害(発語,発話の障害,ごっこ遊び欠如),③興味・活動の限局性,強迫的こだわり。Someone’s blog;障害をスタートと見なすか,結論と見なすか?で立場異なる。2015/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1365758
  • ご注意事項

最近チェックした商品