出版社内容情報
保元・平治の乱を発端とし、鎌倉、室町、戦国の世を経て天下統一へと向かう
武士の時代の書を中心に、武人たちの人物像やその時代背景を詳述する。
彼らの書やその花押は武人としての品格、気概、修養の結晶である。
平清盛・源頼朝・源義経・楠木正成・足利尊氏・武田信玄・織田信長・石田三成・
伊達政宗らをはじめ、多くの書を掲載。多彩で個性あふれる筆致には、切迫した
歴史的状況のなかで日々を生き抜いた人の面影とその覚悟が漂う。
【主要目次】
・はじめに
・源平の時代―『平家物語』の時代
・鎌倉武士の時代
・南北朝の時代―『太平記』の時代
・室町人の時代―花の御所、北山から東山
・戦国の時代―下克上の世
・江戸の時代―泰平の世
・武人の書 時代の象徴
・図版目録
・参考文献
・附論:心に刻まれる書