目次
女流文学開花の条件
『多武峯少将物語』の一考察
女流文学の形成
日記文学における和歌(私家集と日記;女からの贈歌)
日記文学と物語文学の間―物語と日記の相互交流序説
『蜻蛉日記』と『和泉式部日記』―超越的視点の問題を中心に
『蜻蛉日記』の―解釈―「なほもあらじ」考
『和泉式部日記』の一考察―矛盾面からうかがえる基本構造
『和泉式部日記』に描かれた帥の宮の出家の意志
『和泉式部日記』にあらわれた愛欲の世界
紫式部と清少納言
和泉式部と小式部内侍
物語作者としての孝標女
『更級日記』と後期物語
孝標女の物語創作の可能性について
『夜の寝覚』と『更級日記』の作者
たったひとりの世の中―女流日記論への一視点
物語文学と日記文学―提言と討議