目次
本書のねらいと「書」の定義
第1部 「前衛書」の誕生と発展(「前衛書」の誕生、そして墨人会結成へ;墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景―井上有一、森田子龍、江口草玄を中心に)
第2部 「前衛書」が有する同時代性―墨人会と同時代表現における共通点と差異をめぐって(抽象表現主義―「前衛書」と同時代表現 その一;アンフォルメル―「前衛書」と同時代表現 その二;具体およびその他のムーブメント―「前衛書」と同時代表現 その三)
第3部 「前衛書」のリポジショニングとその未来(総括―「前衛書」のリポジショニング)
「前衛書」から、「書」の未来へ
著者等紹介
宮津大輔[ミヤツダイスケ]
アート・コレクター、横浜美術大学学長、森美術館理事。1963年東京都出身。広告代理店、上場企業の広報、人事管理職、大学教授を経て現職。また、既存の芸術祭とは異なる「紀南アートウィーク2021」の芸術監督として、斯界に新風を吹き込む。他方、世界的な現代アートのコレクターとしても知られ、台北當代藝術館(台湾・台北)での大規模なコレクション展(2011年)や、笠間日動美術館とのユニークなコラボレーション展(2019年)などが大きな話題となった。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員や「Asian Art Award 2017」「亞洲新星奨2019」の審査員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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