キモノ図案からプリントデザインへ―GHQの繊維産業復興政策

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キモノ図案からプリントデザインへ―GHQの繊維産業復興政策

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784220052
  • NDC分類 586.092
  • Cコード C3033

内容説明

物資も国家的信用もなくした敗戦の状況のなかで、いかにして繊維産業は驚異的な発展の中、日本の戦後経済復興の基幹産業と成り得たのだろうか。本書では、占領初期の一九四五年から四七年の繊維業界の特殊な産業形態のあらましを確認したのち、一九四八年以降は世界情勢の大きな変化の中で、GHQの繊維産業優遇政策が果たした役割と著しい復興の経緯を検証する。この中で、かつてない活況を迎える戦後プリントデザインの黎明期を、京都の図案家を中心に国内外からの視点で考察する。とりわけ、激動の国際市場で隆盛に向かう繊維貿易と活況を極めていくプリントデザインとの関連を、美術史・経済史の双方から探ることにより、一国のそれまでの意匠文化がまったく方向を変える、画期的な変化の様相が明らかになる。

目次

第1部 占領政策の中で―GHQ日本占領関係資料から見る(占領初期の繊維動向―GHQのシルク政策;GHQの綿加工貿易政策;日本綿産業の国際市場進出と諸問題)
第2部 国内繊維産業の復興と戦後プリントデザインの創成―染織図案家の動向を中心に(戦後プリントデザインの芽生え;彷徨する伝統的美意識―キモノ図案からプリントデザインへの模索;先駆的プリント服地図案家の誕生;躍動する京都プリント―新しいプリントデザインの創成)

著者等紹介

牧田久美[マキタヒサミ]
京都市立芸術大学芸術資源研究センター客員研究員。1972年からテキスタイルデザイン牧田久美主宰。財団法人日本繊維意匠センター第15回、第16回繊維デザインコンクール、銀賞、金賞。その他受賞・個展開催等多数。2012年京都市立芸術大学美術研究科修士課程入学。2014年京都市立芸術大学美術研究科博士(後期)課程入学。2015年日本学術振興会特別研究員DC2に採用される。2018年京都市立芸術大学美術研究科博士学位(美術)取得。同年、「戦後日本繊維産業復興期におけるGHQのデザイン育成政策―絹輸出貿易における販売促進企画を中心に」で意匠学会論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。