和食文化ブックレット
和食の歴史―ユネスコ無形文化遺産に登録された和食

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784784218684
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1021

出版社内容情報

日本独自の料理「和食」。
「和食」という言葉は近代に入って生まれたが、ではその料理自体はいつ、どのようにできあがったのか。また、その独自性はどうして生まれたのか。
シリーズ第5巻では、「和食」成立までの歴史を学ぶ。

はじめに―歴史と和食―

序 米文化と和食

一 和食の形成
  米文化の成立/神饌料理/大饗料理/精進料理

二 和食の完成と展開
  本膳料理/出汁と発酵調味料/料理流派と料理書の成立/懐石料理

三 和食の発達
  料理屋と会席料理/料理書と料理本/発酵調味料と和食の広がり/江戸時代後期の料理文化

四 和食の新展開
  西洋料理の移入/和食の見直しと衰退/新たな和食へ

おわりに―和食の特色と将来―

原田 信男[ハラダ ノブヲ]
1949年生.明治大学大学院博士課程中退(史学博士).国士舘大学21世紀アジア学部教授.主な編・著書に『江戸の料理史』(中央公論社、1989年)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社、1993年)、『食をうたう』(岩波書店、2008年).

内容説明

和食は「自然の尊重」という精神にもとづき、新鮮で多彩な食材に恵まれ、四季おりおりの自然の美にいろどられる日本列島に誕生しました。からだとこころの健康をたもち、家族や地域の絆となる、日本人がつくりあげた食文化です。

目次

序 米文化と和食
1 和食の形成(米文化の成立;神饌料理;大饗料理;精進料理)
2 和食の完成と展開(本膳料理;出汁と発酵調味料;料理流派と料理書の成立;懐石料理)
3 和食の発達(料理屋と会席料理;料理書と料理本;発酵調味料と和食の広がり;江戸時代後期の料理文化)
4 和食の新展開(西洋料理の移入;和食の見直しと衰退;新たな和食へ)

著者等紹介

原田信男[ハラダノブオ]
1949年生。明治大学大学院博士課程中退(史学博士)。国士舘大学21世紀アジア学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アメヲトコ

4
古代から戦後までの和食の歴史を概説した一冊。コンパクトにまとまっていてさらりと読めるのがよいです。肉の消費量が魚を上回ったのが昭和63年だったというのは意外。2017/04/14

半木 糺

0
和食文化の保護・継承に責任を持つ組織として2015年に発足した和食文化国民会議監修による書籍シリーズの中の一冊。和食が有史以来、どのような歴史をたどってきたのかを大まかに概観することができる。17世紀から18世紀には日本の醤油がオランダに輸出され、中国産よりも上等だと好評だった事実など、和食史上のあまりしられていない事実も記載されている。2022/12/28

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