内容説明
俳句はどんな形でスペイン語圏に伝わり、その詩にどんな影響を及ぼしたのか。これまでの研究では、俳句はフランスなどでの広範な流行にかなり遅れて、断続的にスペインに入ったと考えられていた。だが、陸続きのヨーロッパでそのようなことはあり得ない―スペイン語とカタルーニャ語に精通し、現地の文化と風土を肌で感じてきた著者が、長詩を主流とするスペインの詩に俳句という究極の短詩がいかに受容されたかを、当時の文学書はもとより雑誌や新聞、詩人たちの日記や書簡などを渉猟して、こまやかに読み解く。
目次
序章 パスの功罪
第1章 俳句受容の玄関口―パリとロンドン
第2章 スペインの三大詩人と俳句―マチャード、ヒメネス、ロルカ
第3章 俳句伝播の拠点「学生寮」
第4章 「ウルトライスモ」と「グレゲリア」の役割
第5章 カタルーニャの詩人・文化人と俳句
著者等紹介
田澤佳子[タザワヨシコ]
甲南女子大学文学部英文科卒。大阪外国語大学外国語学部イスパニア語学科卒。関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科博士課程前期修了。大手前大学大学院比較文化研究科博士課程後期単位取得後退学。文学博士。大阪大学・関西大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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