目次
知識人と茶の湯
第1部 近代茶道の三つの転換期(明治三一年と想像の共同体;茶道の記号化と昭和四年―芸術概念の拡大をめぐって;『茶道全集』と利休・芸術・生活;皇紀二千六百年の利休―秀吉の近代的受容を手がかりに)
第2部 伝統文化の解釈者たち(岡倉天心の美術主義的文明論―『東洋の理想』の構想力;岡倉天心のメタ・ナショナリズム―『日本の覚醒』の分析力;岡倉天心の日本文化論―『茶の本』の対位法;小宮豊隆の茶道受容をめぐって―近代的芸術観と伝統文化理解;柳宗悦と生活)
第3部 茶道への理論的アプローチ(茶の消費史研究序説(消費社会論)
芸術としての茶と身体(システム論)
茶道文化継承の外的条件(物産複合論)
茶道文化論の現代的課題―文化的アイデンティティと茶道)
著者等紹介
田中秀隆[タナカヒデタカ]
1958年東京都生まれ。茶名・仙堂(せんどう)。東京大学文学部社会学科卒業。同大学院博士課程単位取得満期退学。大日本茶道学会副会長。財団法人三徳庵専務理事。徳川美術館非常勤研究員。慶應大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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