内容説明
本書では、これまでの実証歴史学では資料から排除されていた系譜伝承を資料にして、系譜伝承とともに排除されていた史実を掘り出すことを試みる。具体的には、系譜伝承をもとに六角義実は実在したという別の見方を提示し、そのことで新史実を発見する。
目次
序論 歴史学方法論
1章 沢田源内と佐々木氏郷
2章 六角義実の研究
3章 六角義秀の研究
4章 六角義堯の研究
5章 六角義郷の研究
おわりに―歴史哲学へとつづく終章
著者等紹介
佐々木哲[ササキトオル]
1961年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。広域科学専攻。専門は歴史学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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