出版社内容情報
平成13年逝去された著者の珠玉の論考を、一周忌にあたり遺稿論文集として刊行。
収録される論文は、中国の浄土教諸師、法然上人とその門流、江戸時代の浄土宗捨世派など、中国浄土教および浄土宗学に関する研究33篇。
目次
第1部 中国諸師の浄土教研究(浄影寺慧遠の身土観―諸師浄土教の研究;浄影寺慧遠の弥陀浄土観―『大乗義章』浄土義と『観無量寿経義疏』・『無量寿経義疏』との関連において ほか)
第2部 善導教学の研究(善導と浄影寺慧遠;善導における発願と誓願 ほか)
第3部 法然浄土教の研究(「偏依善導一師」について;『逆修説法』における中国聖道家の文献引用について ほか)
第4部 法然門流の研究(勢観房源智の著書についての一考察;「勢観上人の音信」と「源智の書状」について ほか)
第5部 浄土宗捨世派(関通流)の研究(浄土宗捨世派における理論と実践―特に関通流を中心として;浄土宗捨世主義者の社会性―特に関通の場合 ほか)