出版社内容情報
今尾恵介[イマオケイスケ]
著・文・その他
内容説明
鉄道がそのルートを通る理由。古い地名が生きる街と消えた街。市町村の合併と境界、山中の廃村。過去を知り、今を見つめ、未来を描く―信州の新旧「地図の旅」。
目次
県内で最も急勾配の鉄道―長野電鉄旧山ノ内線
信越国境越えの頂上は黒姫―旧柏原駅
明治の通称地名が今に生きる長野市街
姨捨駅のスイッチバックと名勝「田毎の月」
塩田平と別所温泉への鉄道―上田温泉電軌
碓氷峠―軽井沢への急坂に挑んだ鉄道
急坂途中の御代田駅はスイッチバック駅だった
軽井沢と草津を結んだ高原列車―草軽電気鉄道
内陸県になぜ海の地名?海ノ口から海尻まで
JR最高地点の駅―野辺山〔ほか〕
著者等紹介
今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。地図研究家。明治大学文学部中退。中学生の頃から国土地理院発行の地形図や時刻表を眺めるのが趣味。音楽出版社勤務を経て1991年にフリーとして独立、執筆業を開始。地図や地形図の著作を主に手がけるほか、地名や鉄道にも造詣が深い。現在(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
121
信濃毎日新聞に掲載された、長野県に関わる地図のトピックをコラムとして連載していた文章を集成したもの。長野県紙掲載だけ有って、他地方民置き去りな一書である。昭和40年代にJR飯田線が高速道路に敗北した理由を挙げていたが、現代にもそのまま通用する理由でだめになったんだろうなと思う。鉄道は100年前に建設されたままなのに、道路建設は最新の技術と国費を投じて行われるのだ。鉄ネタが多いが、地元民が見たら懐かしさで盛り上がれそうなネタも多く掲載されている。県民でなくても楽しめる本であったことであることだよ。2023/01/03
onepei
3
鉄道ネタが多めに感じたが楽しかった2022/12/25