内容説明
味噌王国信州。すべての味噌蔵が持っている、こだわり、味と香り、そして物語。文章とイラストでつづる、信州味噌蔵の訪問記。
目次
和泉屋商店
伊藤味噌醸造店
加賀屋
上高地みそ
喜多屋醸造店
小池糀店
穀平みそ
塩屋醸造
信州味噌
すや亀〔ほか〕
著者等紹介
北原広子[キタハラヒロコ]
1957年長野県信州信町(現長野市)生まれ。フリーランスライター。信州大学人文科学研究科修士課程修了
中沢定幸[ナカザワサダユキ]
1964年長野市生まれ。グラフィックデザイナー、アートディレクター。装幀、美術展覧会の印刷物、商品パッケージなどのデザインを手がけるほか、地域発のオリジナル雑貨・お土産などの企画・開発・制作、ショップの共同運営など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ニケ
6
絵を担当したデザイナーの中沢定幸さんから誕生日プレゼントでサイン入りで頂いた本です。生活クラブ組合員が書いた信州味噌の紹介。マルモ青木味噌さんの天然酵母味噌を愛用してるのでガッツリ読ませてもらいました。2015/10/06
藍色系
3
信州味噌のブランド力と、それに伴う食文化としての価値を知ることができます。また、各味噌蔵が大事にしている信条やプライドも文章から伝わってきました。長野ってすごいですね、信州味噌(長野県味噌工業協同組合連合会の会員のみが名乗れる)の味噌蔵は121もあるそうです。そして全国の味噌の4割強が信州味噌。ただ、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたのに、和食の基礎とも言える味噌汁を飲まない人が増えていて、後継者のいない味噌蔵が次々と無くなってしまうという現状は、日本人として嘆かわしいことだと思います。2018/01/02
みつ
0
クラフト紙のレトロな装丁に惹かれて、図書館で借りました。それぞれこだわりがあって勉強になりました。昔より毎日味噌汁を飲む生活からは遠退いてる気がしますが、これを気に味噌味わいたいと思います。2015/11/11
kyoko
0
旅行先で泊まった宿に置いてあって思わず拝読。大企業から家族で営んでいる味噌蔵まで満遍なく掲載されていて非常に興味深い。そして、各味噌蔵の社長さんのコメントから、味噌に対する情熱を感じた。著者の文面より、お味噌を愛していることもとても強く伝わってきた。
松宇正一
0
全国シェア40%を誇る信州味噌の味噌蔵を巡る本。「5〜6社によるドングリの背比べだったところ1982年発売「料亭の味」の大ヒットでマルコメは業界トップに飛躍」「松亀味噌の小口会長は「自分が元気で長生きすることが味噌のPRになる。ガンにも脳溢血にも心臓病にもなるわけにいかない」と力強い。」味噌蔵巡りというコアなテーマをじっくり読み進める楽しさもさることながら、経営者が次々と打つ独創性に富んだあの手この手、代々受け継ぐ秘伝や試行錯誤、海外進出の戦略等々を紹介する良質なビジネス書としての価値に★★★★★つ。2018/05/16