内容説明
北信濃の地で、弥生時代中期の青銅製の祭器が出土。2007年10月、誰も予想していなかったニュースが、長野県内を駆け巡った。中野市柳沢遺跡の調査経過とともに、これまでにわかってきたことをいち早く速報。
目次
東日本で初銅戈・銅鐸一緒に出土「中野・柳沢遺跡」
ベールを脱いだ青銅器埋納坑
夢かきたてる歴史の舞台
次々に姿を現す銅戈・銅鐸
全国初「大阪湾型」「九州型」銅戈同時出土
浮かび上がる銅戈の文様
使い込まれた銅鐸現れた流水文
熱気帯びる調査の最前線
銅戈・銅鐸に熱い視線―一般公開に人々の列
世紀のプロジェクト―埋納坑の搬出作戦
舞台裏で続く地道な作業
柳沢遺跡を考える
弥生文化の青銅器
信濃の弥生文化と柳沢遺跡
シンポジウム「柳沢遺跡を考える」
紙面でたどる発掘の遺跡
発掘のドキュメント