雪崩の掟

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784070480
  • NDC分類 451.66
  • Cコード C0040

内容説明

富士山にあった極地並みの大雪崩「雪代」。岳沢ヒュッテを跡形も無く吹き飛ばした雪崩旋風。死を呼ぶ手足のマッサージ。トップ・クライマーをも葬った雪庇。雪崩を通して垣間見た自然界の巧妙なしくみ。第一人者が語る知的興奮に満ちた世界。

目次

第1章 雪代(高山と極圏のスーパー雪崩;フジヤマは雪崩もスーパースケール ほか)
第2章 雪崩旋風襲う!(平成18年豪雪;岳沢雪崩 ほか)
第3章 雪庇の掟(ヘルマン・ブールの最期;立山・大日岳雪庇事故 ほか)
第4章 共生(温暖化で雪崩期到来か?;雪崩は白い悪魔か? ほか)

著者等紹介

若林隆三[ワカバヤシリュウゾウ]
1940年生まれ、北海道大学農学部卒、京都大学大学院農学修士。スイス国立雪・雪崩研究所留学、農水省森林総合研究所防災科長、信州大学アルプス圏フィールドセンター教授。退職後、長野県白馬村でアルプス雪崩研究所所長。同村在住。73年サバイバル雪崩講習活動を創始。日本雪氷学会の理事、評議員、雪崩分科会長を歴任。00年雪崩災害防止功労者表彰(建設省)、04年日本雪氷学会功績賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yoneyama

11
1940年生まれ2022年末亡くなった、新田改め若林氏の晩年2007年の刊。90年代に、雪崩研究、講習実践時に登山愛好家として著者と知り合った。雪氷学界では登山実践者的立場だったと思われる氏の、生涯通じた雪崩研究人生の総まとめ的な一冊。親しみやすい文体で数々の雪崩事例を読ませる。冒頭の富士山スラッシュ雪崩の「新発見」や再加温ショック、2000年の大日岳雪庇事例に2006年岳沢雪崩など、冬季登山ではここ数十年でゆっくり認知されてきた意外な事実の同時代先進的視点がよくまとまっています。2024/01/07

ressenti-man

0
「新田隆三」としても知られている著者。1章、富士山の雪代という種類の雪崩、3章、雪庇、といった辺りは詳しく触れたことの無いトピックだったので面白かった。2010/02/23

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