内容説明
口いっぱいにたまごをふくみ、えさも食べずにがまんがまん。ようやくふ化しても、危険がせまると、親はこどもたちを口の中へ。ひとりだちまで、口の中はゆりかごだ。そんな子育てをする魚たちがいる。なぜ?それは、進化した方法なのか?いくら飼育しても見つからない答え、疑問はふえるばかり。だったら、この目でたしかめるしかない!ついに、飼っていた魚たちのふるさとアフリカのタンガニーカ湖に飛んだ。そして、そこで見たのは…。
目次
1 魚が子育てをする?
2 てごわい!
3 口の中で育てる
4 食べる食べない?
5 きゅうきょくの子育てとは?
6 かぎはタンガニーカ湖に?
7 タンガニーカ湖で子育てを見る
8 タンガニーカ湖でわかったこと
9 生きのこりのカギをにぎる天敵
著者等紹介
桜井淳史[サクライアツシ]
1946年東京生まれ。写真家として海、川、湖沼の生物や自然をテーマに撮影、多くの作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
21
「口の中で子育てをする魚がすごい。食べ物もがまんしてる。僕ならがまんできないから。アフリカ大陸とタンガニーカ湖のことを知った」8歳2023/07/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
第53回青少年読書感想文コンクール課題図書 中学年 教育出版国語 4年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書著者掲載本】2015/06/19
刹那
7
こんな魚がいるとは知っていたけど、色んな進化があるんですね。2017/11/09
遠い日
7
どの種類のサカナかは忘れたが、口の中で子育てをするサカナ(しかもそれは父親がする)のことをテレビで見て、非情に印象的だった。アフリカのタンガニーカ湖には、口で子育てをするサカナの種類が多いということに着目して、子育てにおける進化の過程を探る桜井さん。自分でも実験を重ね、工夫し仮説をたて、じわじわと思考を深めていくところがおもしろかった。もちろん、口で子育てをする理由や合理性も、納得できるものだった。命をつなぐために、進化し、残っていった方法だと考えるとすごい。2014/04/10
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
5
水槽で確認?(; ̄Д ̄)?2017/07/29