内容説明
信州が生んだ文豪、藤村。アララギの巨匠、赤彦。彼らをめぐる女たちの物語が幕を開ける。女が娘、妻、母としてしか生きられなかった時代、新しい女性像に果敢に挑んだ“信州の女”の生涯を温かく尊敬を込めて描ききった渾身の女性史集。
目次
第1章 藤村をめぐる女たち(有賀ゑつ;島崎けい;島崎ぬい;高瀬その;島崎冬子;島崎駒子;井出柳子)
第2章 信州の女流歌人と赤彦(久保田不二子;川井静子;若山喜志子;四賀光子;今井邦子;斎藤史)
第3章 新しい女性像を探し求めて(松尾多勢子;和田英;岡村政子;山室いま;竹内茂代;丸岡秀子)
著者等紹介
小林朋子[コバヤシトモコ]
昭和6年、長野県下伊那郡下條村生まれ。同25年長野西高、同27年長野県短大卒業。日本随筆家協会会員、元高校教諭。長野婦人問題研究会会員。長野県婦人教育推進協議会会員。元上田本と母の会創作グループ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。