内容説明
家康公の墓所は、日光なのか?それとも…日光説、久能山説の論拠をわかりやすく紹介したうえで、史料や記録を丹念に当たって積み上げられた自説を展開した。日光説の矛盾を鋭く指摘し、日光説に隠された謎を解き明かしていく。
目次
序章 大御所家康は「久能城は駿府城の本丸と思う」と言い残した!?
第1章 徳川家康埋葬地論争(家康の遺言;正遷宮と勧請遷宮;幕府の方針;上申と観念;遺言と揉め事;神廟と権現造;家康公没後四百年祭)
第2章 日光改葬の謎解き(謎解きの手掛かり;『日光山紀行』;穢れ;葬送儀則と論議法要;歴代将軍;謎解き;天海の思惑;家康の想い;まとめ)
付章 久能山東照宮探求(社殿と神廟;榊原照久の墓と官位;家康のメッセージ;刀剣;甲冑;家康の遺品;慶喜の遺品)
著者等紹介
桜井明[サクライアキラ]
昭和27年11月静岡市生まれ。福島大学経済学部卒。静岡銀行に勤務ののち静銀リース株式会社に出向、定年後一般社団法人静岡県法人会連合会に勤務。現在、静岡市文化財協会会員、静岡市文化財サポーター、静岡県歴史研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。